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銅製谷樋にも穴が開く→常識が常とは限らない

設計・現場担当の阿部と申します。初めてブログを書きます。 

 先日、「1階の雨どい(集水器)がつまり、雨があふれる」とのことで、職人を伴い補修作業に行ってきました。つまりが直り、ついでにと、1・2階全てを点検したところ、2階の銅製の谷樋に穴が開いているのを、見つけてしまい、応急処置としてコーキングの充填を施しました。

 これまで、「銅版は緑青が生えるので一生もの、末代まで使えるヨ」と言われてきました。私もそう信じていましたので、穴の開いている光景は「エエ!」でした。

 さっそく、インターネットで調べてみると、『陶器瓦屋根の銅製谷に穴が開きやすい』という話は、10~15年前から知られてきた話で、わりと最近の事。瓦の凹でいるところから雨水が落ちるその水下に穴が開きます。どうして?その現因は未だハッキリと特定されていません。

 ◎瓦の釉薬説…発色するための薬が流れて、悪さをする。

 ◎瓦の釉薬による電蝕説…釉薬の中の金属成分が雨等により流れだし銅に付着し電蝕を     

              起し穴が開く。(電蝕=異なった金属同士が密着すると互いに錆びる)

 ◎酸性雨の影響説…酸性雨はPH4.5~5.8と銅板の耐久性に対して問題とはならないと、                       

               銅板のメーカーは否定

 時代の変化、環境の変化で、一度信じ込んだ常識はいつまでも通用しないんだと、思い知らされた出来事でした。とは言え、今年の社員旅行で見学した鎌倉の大仏は700年以上、アメリカの自由の女神だって200年以上頑張っているんです。やっぱり長持ちするんだよネ。

 

 

 

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